たまがわの風（かじ）

かじ　１２歳

なんだかんだ老犬な話の三つ目。


もともと、運動ごとを好む性格でなく、
お散歩もやらされるのは絶対にイヤ。

気持ちが乗れば、ウワーって動くけど、
飽きると、さっさとおウチに帰る。


そんな気持ちがアゲアゲの時のこと。

若い頃と同じように、公園のお山に登って、
追っかけっこしよう！って騒いで、
軽快に駆け降りようとしたのですが、、、


ボテ。


カラダが反応しきれなかったのでしょうか、
右前足が大きく外に開き、
アゴを強かに地面に打ちつける
壮絶かつ猛烈なダイブを見せました。


直ぐに立ち上がりましたが、
ベロはペロペロ、目はパチクリ、
右前足は引きずり、茫然自失。

人間の子供なら、グギャーって、
泣き出しているんでしょうけど。。。


直ぐに抱き抱え、
痛かったねぇー、痛かったねぇー
と慰め、そのまま抱っこしておウチまで。


この秋口ぐらいから、
今までスムーズに飛び降りてた段差が、
若干覚束なくなってきていて、
気をつけなきゃなって思っていました。


右前足は、様子を見てたら
痛がらずに歩き始めたので、
病院には行かず。



しかし、その１０日後、更なる悲劇が、、、